看護師として働いていると、どうして自分は看護師を続けているのだろうと
自問自答してしまうことがあります。
そんな時に明確な答えが出せなくなっている人も中にいて、それは引き金となって
看護士を辞めてしまうケースも見られます。

どうして続けているのか、単に仕事として働かなければ収入が無くなり
生活できないから看護師を続けているケースも多くあるでしょう。
それは悪い事ではなく、多くの労働者がそのように感じながら働いているのが現実です。
何が「志」のようなものを胸に秘めて、それに向かって働いているという人は
全体から見ればごく少数と言えるでしょう。

看護師は特殊な職種ですし、労働環境も過酷なので看護師を目指すという時点で
ある程度の志を持っていることが求められるような風潮があるのも事実です。
軽い気持ちで看護師になっても、すぐに辞めてしまうのがオチだという意見で
それはそれで正しい面もあると思います。

だからこそ「どうして続けているのだろう」という問いに対して、
現実はそんなに甘くない、働きだしたら立ち止まる余裕など全くない
兎に角、目の前にある仕事をこなしていくだけという状況におかれるわけです。
逆に言えば、志や目標みたいなものだけで働き続けられるほど単純ではなく、
より現実的な肉体的、精神的な負担を伴うのが看護師ということなのでしょう。

なぜ看護師を続けているのか分からなくなる、それだけ過酷な仕事であること。
御大層な夢などかき消されてしまうほどの仕事だと言えるのです。
続ける理由を見失ったからと言って、看護師失格というわけではありません。
一時的にそのような状態になることは、誰にでも起こり得ることなのです。